パデルPadel
テニスとスカッシュの要素を併せ持ち、ガラスと金網で囲まれたコートで壁に跳ね返ったボールも打ち返す2対2のラケット競技。1969年にメキシコで考案され、スペインではサッカーを超える競技人口を誇るまでに成長。2026年愛知・名古屋アジア大会でアジア大会史上初めて正式競技に採用された。
考案
国・地域数
世界選手権
初の正式競技化
自陣の壁に当てて相手コートへ返す「コントラ・パレッド」、相手の強打が壁に当たって跳ね返った球を叩く「レボテ」など、壁を活用した独特のプレーが数多く存在する。
穴あきの板状ラケットは、どこに当たってもまっすぐ飛びやすく返球しやすい。内圧の低い専用ボールとの組み合わせが、初心者でもラリーを続けやすい特性を生み出している。
コートがテニスの約3分の2の広さのため、原則として2対2のダブルスのみで行われる。ペアの連携やポジショニングが勝敗の鍵を握る。
得点の数え方はテニスと同様。2026年からは、デュース後の接戦を1ポイントで決する「スターポイント制」が導入され、試合展開のスピードアップが図られている。
2013年、日本初のコートから10年余りでの急成長
日本初のパデルコートが埼玉県所沢市に誕生したのは2013年のこと。2016年に日本パデル協会(JPA)が設立され、2017年には国際パデル連盟(FIP)に正式加盟。名誉会長には『キャプテン翼』の作者・高橋陽一氏が就任しているという、意外な顔も持つ団体だ。2030年までに競技人口100万人の達成を目標に掲げ、現在の競技人口は約6万人、選手登録者は約1,600名にまで広がっている。
日本代表は2024年の世界選手権でアジア最高位となる11位を記録し、2025年のFIP Asia Padel Cup(カタール・ドーハ)では女子日本代表が初代アジアチャンピオンに輝くなど、アジアトップクラスの実力を確立。2026年、自国開催のアジア大会でパデルが初めて正式競技に採用され、畠山成冴・富田一輝・中村進之介・安藤輝明・塚本早紀・徳本佳恵・小澤琴巳・佐藤千文の8名が日本代表として歴史的な舞台に立つ。
男子複に2ペアが出場。アジア競技大会史上初のパデル競技で、日本男子の歴史を切り拓く。
女子複に2ペアが出場。2025年のFIP Asia Padel Cupで初代アジアチャンピオンとなった女子日本代表の勢いをアジア大会へ。
日本パデル協会の公式発信でも紹介された、安定した仕事を離れて世界に挑戦する道を選んだ選手。歴史的な舞台に立つ覚悟がアジア大会で試される。
2030年までに競技人口100万人の達成を目標に掲げ、普及・強化を推進する日本の統括団体。「キャプテン翼」の作者が名誉会長を務めることでも知られる。

