アーティスティックスイミングArtistic Swimming
音楽に合わせて水中で泳ぎ、リフトやフォーメーションの美しさ・難易度を競う採点競技。1984年ロサンゼルス大会でオリンピック正式種目となり、日本は同大会でいきなり銅メダルを獲得。以来、井村雅代という稀代の指導者のもとで世界トップクラスの座を守り続けている。
五輪初採用・初メダル
初の女性旗手
世界選手権2冠
チーム代表
1人で表現するソロ、2人のデュエット、8人前後で構成するチームなど、人数ごとに異なる部門がある。チームは大人数ならではの複雑なフォーメーションが見どころ。
定められた要素を含めて演技するテクニカルルーティンと、自由に構成を組み立てられるフリールーティンの合計点で総合順位が決まる。
技の難易度や実行の正確さを示す技術点、音楽との一体感や表現力を示す芸術点などを審査員が採点し、総合得点で順位を競う。
複数の選手が水中で一人の選手を持ち上げる「リフト」は、チーム競技における最大の見どころの一つ。息の合ったタイミングと安定感が問われる。
大阪の水練学校から始まり、日本と中国、2つの国の代表を率いた指導者人生
1984年ロサンゼルス五輪でのデュエット銅メダルを皮切りに、井村雅代が指導した選手たちは1988年ソウルの小谷実可子、1992年バルセロナの奥野史子、1996年アトランタのチーム種目と、大会のたびにメダルを積み重ねてきた。厳しい指導で知られ、一時は中国代表チームの指導も任されるなど、その手腕は国境を越えて評価されている。
2016年リオデジャネイロ五輪では、デュエットが北京以来2大会ぶり、チームがアテネ以来3大会ぶりとなる銅メダルで「復活」を告げた。2022年世界選手権では、井村クラブ所属の乾友紀子がソロのテクニカル・フリー両ルーティンを制し世界一に輝いている。2026年アジア大会の日本代表チームにも、井村アーティスティックスイミングクラブ所属の三橋理沙子が名を連ねており、名伯楽の系譜は今も受け継がれている。
日本人女性選手として史上初のオリンピック旗手を務めた「日本シンクロの女王」。引退後も競技の普及に尽力し続けている。
競技がオリンピックに初採用された大会で、日本人選手として初のメダルを獲得したパイオニア。
井村クラブ所属。同一大会でソロの2ルーティンを制し世界一に輝いた、現代日本の象徴的な選手。
10代から20代の選手で構成された自国開催の代表チーム。三橋理沙子は井村アーティスティックスイミングクラブ所属で、伝統の系譜を受け継ぐ一人。

