ブレイキンBreaking
1対1のダンスバトルで技術と表現力を競うストリートダンス発祥の競技。2024年パリ大会でオリンピック本大会に初めて正式採用され、湯浅亜実(AMI)がオリンピック史上初代の女王に輝いた。しかし発祥国アメリカが開催する2028年ロサンゼルス大会では、その種目から姿を消すことが決まっている。
誕生
初採用
五輪本大会デビュー
実施種目から除外
男子はB-Boy、女子はB-Girlと呼ばれ、それぞれ独立した種目として実施される。呼び名自体が競技名の一部として定着している。
対戦相手と交互に、その場で流れる音楽に合わせて即興のダンスを披露し合う。相手のダンスへの「返し」を意識した表現も評価の対象となる。
技の完成度だけでなく、技の引き出しの多さ、音楽との一体感、オリジナリティ、パフォーマー自身の個性まで、幅広い観点から審査員が評価する。
予選は総当たり戦で全員がポイントを競い、上位者のみが一発勝負の決勝トーナメントに進出する。予選の安定感と決勝での爆発力の両方が求められる。
アジア大会の金メダルと閉会式旗手を経て迎えた大舞台
半井重幸(Shigekix)は2018年ブエノスアイレスユースオリンピックで銅メダルを獲得すると、2022年アジア大会(杭州、開催は2023年)の男子ブレイキンで金メダルを獲得。その勢いのまま、大会翌日の閉会式では日本選手団の旗手を務めるという栄誉にも浴した。パリ2024オリンピックのブレイキン日本代表第1号として五輪切符を掴んだ彼は、本番の男子決勝で3位決定戦に敗れ4位に終わったが、「このムーブメントはより大きくなっていく」と前向きな言葉を残した。
一方、女子代表の湯浅亜実(AMI)は、小学1年生の頃に姉の影響でヒップホップを始め、2019年の第1回世界選手権、2022年の世界選手権でともに優勝を果たした実力者。パリ2024の決勝では、前年の世界選手権女王リトアニアのNickaを3-0のスコアで破り、オリンピック史上初代のブレイキン女王に輝いた。ベテランの福島あゆみ(AYUMI、当時40歳)も同大会で5位入賞を果たし、日本のブレイキン界の層の厚さを世界に示した。
2019年・2022年の世界選手権を制した実力者。パリ2024の決勝で前年女王を3-0で下し、五輪史上初のブレイキン金メダリストとなった。
ブエノスアイレスユースオリンピック、アジア大会、そしてパリ五輪と国際大会での経験を積み重ねてきた日本男子のエース。杭州アジア大会後には日本選手団の閉会式旗手も務めた。
他の代表選手と20歳以上年齢が離れながらも進化を続ける、世代を超えた実力派。パリ五輪でも堂々の5位入賞を果たした。
パリ五輪組のShigekix・AYUMIに加え、新たな顔ぶれも加わった編成。自国開催のバトルにどんな技とエネルギーを見せるか注目が集まる。

