水球のルールとは?退水制度・7人制の攻防とポセイドンジャパンの軌跡

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水球Water Polo

プールの中で泳ぎながらパスとドリブルを操り、相手ゴールへシュートを決める球技。「水中の格闘技」とも呼ばれる激しい攻防が持ち味で、19世紀のイギリスで生まれた。日本代表「ポセイドンジャパン」は男子が2016年リオデジャネイロで32年ぶりの五輪出場、女子は2020年東京で悲願の初出場を果たしている。

19世紀
英国で
「水中フットボール」
1907
日本最古の
水球記録(千葉)
32年ぶり
2016リオ
男子五輪復帰
初出場
2020東京
女子五輪デビュー
📋
基本データ BASIC DATA
競泳や飛込と同じく「ウォータースポーツ」に分類される競技の中でも、プール内で得点を争う「水中球技」というジャンルに属する。ハンドボールに近いルールでプレーされるが、選手は常に泳ぎ続けながら攻防を行い、足がプールの底につけられないという制約が、地上の球技にはない独特の体力・技術を要求する。
分類
ウォータースポーツ・水中球技(泳ぎながらボールを操りゴールを競う競技)英名:Water Polo
基本ルール
1チームコートプレーヤー6人+ゴールキーパー1人の7人制。泳ぎながらパス・ドリブルでボールを運び、相手ゴールへシュートを決める
主な形式
国際大会は1ピリオド8分の4ピリオド制で実施。反則を犯した選手が一定時間退場する「退水」という独自のペナルティ制度があり、数的優位・不利が生まれる駆け引きが見どころとなる
統括団体
ワールドアクアティクス(World Aquatics、旧FINA)が競泳などとあわせて統括/日本:公益財団法人 日本水泳連盟(水球委員会)
五輪との関わり
男子は1900年パリ大会から実施されている、五輪水泳競技の中でも歴史の長い団体競技の一つ。女子は2000年シドニー大会から正式種目となっている
🤽
競技形式とルール FORMATS & RULES
🏊
7人制
コート6人+ゴールキーパー1人

足がプールの底につけられない中、泳ぎ続けながらパス・ドリブル・シュートをこなす。地上のハンドボールとは全く異なる体力・水中技術が問われる。

⏱️
4ピリオド制
国際大会は1ピリオド8分

4つのピリオドで構成される試合形式。攻撃側には持ち時間の制限があり、時間内にシュートを打たなければならない。

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退水(エクスクルージョン)
反則者が一定時間退場する制度

ファウルを犯した選手が20秒間コートを離れる、水球独自のペナルティ。数的優位を作れるかどうかが試合の流れを大きく左右する。

🥊
「水中の格闘技」
水面下での激しい攻防

水面上からは見えにくい水中での小突き合いや位置取り争いが常に起きており、この激しい身体接触から「水中の格闘技」の異名で呼ばれることもある。

🟢
ポセイドンジャパン——32年ぶりの大舞台で見せた健闘 POSEIDON JAPAN
🌊 2016年リオデジャネイロ五輪 男子代表32年ぶりの五輪出場

世界選手権3位のギリシャを相手に見せた、あと一歩の激闘

男子日本代表「ポセイドンジャパン」は、1984年ロサンゼルス大会以来32年ぶりとなる2016年リオデジャネイロ五輪への出場を果たした。1次リーグは5戦5敗に終わったが、その内容は強豪相手にも十分渡り合えるものだった。特に初戦の相手は前年の世界選手権で3位に入った強豪ギリシャ。序盤は硬さの見えた日本だったが、第3ピリオドに一気に4得点を挙げて7-4と逆転する場面を作った。

終盤、退水による数的不利からギリシャに追いつかれ7-7の同点とされると、残り38秒で決勝点を許し惜敗。それでも世界の強豪と互角以上に渡り合った戦いぶりは、日本水球界の可能性を強く印象づける結果となった。この4年後の東京2020では、女子代表もついに五輪初出場という悲願を達成している。

🇯🇵
日本水球史に名を刻んだチーム KEY FIGURES
男子代表「ポセイドンジャパン」
2016リオデジャネイロ 32年ぶり五輪出場

1984年ロサンゼルス以来となる五輪の舞台で、世界選手権3位のギリシャに終盤まで食い下がる健闘を見せた。

女子代表「ポセイドンジャパン」
2020東京 五輪初出場

2000年シドニー大会で女子競技が採用されて以来、悲願だった五輪初出場を自国開催の東京で果たした。

女子代表 ワールドリーグ成績
2012年3位/2014・2015年準優勝

五輪出場が叶わない時期にも、世界の強豪がしのぎを削るワールドリーグで好成績を残し、着実に力をつけてきた。

東京高等師範学校・慶應義塾水泳部
日本水球の草創期を担った存在

1907年の第2回関東連合游泳大会(千葉県館山)における対抗戦が、日本に残る最古の水球記録。1915年には慶応義塾水泳部のチームが横浜外国人クラブと対戦し、国内初の国際試合を行った。

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歴史の足跡 HISTORY
19世紀
イギリスで、水中で2チームがボールを決められた場所まで運ぶ「水中フットボール」として考案されたのが起源とされる。
1900年
パリ五輪で男子水球が実施された。五輪水泳競技の中でも歴史の長い団体競技の一つとなっている。
1907年(日本)
千葉県館山で行われた第2回関東連合游泳大会(東京高等師範学校 対 第一高等学校)が、日本に残る最古の水球記録とされる。
1915年(日本)
慶応義塾水泳部のチームが横浜外国人クラブと対戦。日本国内で行われた最初の国際試合として記録されている。
1984年(日本)
ロサンゼルス五輪に男子代表が出場。この後、長期にわたり五輪から遠ざかることになる。
2000年
シドニー五輪で女子水球が初めて実施された。
2012〜2015年(日本)
女子代表がワールドリーグで2012年3位、2014・2015年準優勝と好成績を残した。
2016年(日本)
リオデジャネイロ五輪で男子代表「ポセイドンジャパン」が32年ぶりの出場。強豪ギリシャに終盤まで食い下がる健闘を見せた。
2020年(日本)
東京五輪で女子代表「ポセイドンジャパン」が開催国枠により悲願の五輪初出場を果たした。