トランポリンTrampoline Gymnastics
8mを超える高さまで跳び上がり、複雑な宙返りやひねりを繰り出す採点競技。2000年シドニー大会から五輪正式種目となり、2026年愛知・名古屋アジア大会では森ひかるが金メダル、宇山芽紅が銀メダルを獲得し、自国開催の大声援の中で女子日本勢によるワンツーフィニッシュを達成した。
考案
五輪正式種目化
日本人初の世界一
女子ワンツー
1人で連続した宙返り・ひねりの演技を行う、五輪における中心種目。難易度の高い技を、いかにブレなく美しく決めるかが問われる。
2台のトランポリンで2人の選手が同時に演技し、動きの一致度も評価される種目。世界選手権などで実施される。
技の出来栄え、技の難しさ、トランポリンの中央を維持できたかを示す水平変位、そして空中にいた時間の長さを示す飛行時間を総合して得点が決まる。
3回前転しながら半ひねり以上を加える「トリファス」、2回後転に3回ひねりを加える「ミラー」など、高難度の技が勝敗を分ける鍵となる。
年齢制限でリオを逃した14歳が、世界一を経て掴んだ自国開催の栄冠
4歳のとき、地元デパートの屋上にあったトランポリンに出会った森ひかるは、2013年に14歳という史上最年少で全日本選手権を制覇。しかしリオデジャネイロ五輪は年齢制限により出場が叶わなかった。その悔しさを糧に力をつけ、2018年ジャカルタ・パレンバンアジア大会で個人銀メダル、同年の世界選手権では金沢学院大学の先輩・宇山芽紅とのシンクロナイズドで金メダルを獲得した。
2019年の世界選手権(有明)では、日本が団体で史上初の金メダルを獲得する中、森自身も個人でオリンピックを含む国際大会において日本人選手として男女を通じて史上初の金メダルを手にし、東京五輪代表に内定。そして迎えた2026年愛知・名古屋アジア大会、森は56.88点で個人金メダルを獲得し、宇山芽紅も56.58点で銀メダルに続いた。自国開催の大声援の中で実現した女子日本勢によるワンツーフィニッシュは、日本トランポリン界にとって新たな金字塔となった。
東京都足立区出身、金沢学院大学出身。オリンピックを含む国際大会で日本人選手として男女通じて史上初の金メダルを獲得した、日本トランポリン界のエース。
金沢学院大学クラブ所属。森ひかるとのシンクロナイズドで世界選手権を制した実力者で、2026年アジア大会でも自身初の大舞台でのメダルを獲得した。
男子代表として自国開催の大会に出場。中国勢の壁に阻まれメダルにはあと一歩届かなかった。
東京五輪出場経験を持つベテラン。自国開催の大声援の中で演技できたことに「競技者として本当に幸せだった」と振り返った。
