トランポリンの特徴・採点ルール解説!森ひかる・宇山芽紅の快挙と歴史

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トランポリンTrampoline Gymnastics

8mを超える高さまで跳び上がり、複雑な宙返りやひねりを繰り出す採点競技。2000年シドニー大会から五輪正式種目となり、2026年愛知・名古屋アジア大会では森ひかるが金メダル、宇山芽紅が銀メダルを獲得し、自国開催の大声援の中で女子日本勢によるワンツーフィニッシュを達成した。

1934
米アイオワ大で
考案
2000
シドニー大会
五輪正式種目化
2019
森ひかる
日本人初の世界一
1-2
2026アジア大会
女子ワンツー
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基本データ BASIC DATA
体操競技や新体操と同じ「体操・ダンス系」に分類される採点競技。専用の器具の反発力を使い、8mを超える高さまで跳躍しながら宙返りやひねりを繰り出す。バランス感覚と緻密な空中感覚の両方が高いレベルで要求される、体操系競技の中でも独特のジャンルである。
分類
体操・ダンス系(跳躍と宙返り・ひねりの完成度を競う採点競技)英名:Trampoline Gymnastics
基本ルール
演技の完成度・難易度・水平変位・飛行時間の4要素で採点。世界トップクラスの大会では予選で10個の審査要素を含む2種類の演技を行い、決勝では1回の演技で順位を決める
主な形式
五輪では個人種目が中心。国内外の大会では2人が同時に演技するシンクロナイズドや、複数人による団体戦も実施される
統括団体
国際体操連盟(FIG)が体操競技などとあわせて統括/日本:公益財団法人 日本体操協会(トランポリン委員会)
五輪との関わり
2000年シドニー大会から正式種目として実施されている、比較的新しいオリンピック種目
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競技形式と採点基準 FORMATS & JUDGING
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個人種目
オリンピックの主要形式

1人で連続した宙返り・ひねりの演技を行う、五輪における中心種目。難易度の高い技を、いかにブレなく美しく決めるかが問われる。

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シンクロナイズド
2人が同時に演技

2台のトランポリンで2人の選手が同時に演技し、動きの一致度も評価される種目。世界選手権などで実施される。

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4つの採点基準
完成度・難易度・水平変位・飛行時間

技の出来栄え、技の難しさ、トランポリンの中央を維持できたかを示す水平変位、そして空中にいた時間の長さを示す飛行時間を総合して得点が決まる。

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トリファス・ミラーなどの高難度技
複数回転・複数ひねりの大技

3回前転しながら半ひねり以上を加える「トリファス」、2回後転に3回ひねりを加える「ミラー」など、高難度の技が勝敗を分ける鍵となる。

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森ひかる・宇山芽紅——自国開催の大声援で掴んだワンツーフィニッシュ MORI & UYAMA, TOKYO 2026
🥇🥈 2026年愛知・名古屋アジア大会 女子個人 森ひかる 金/宇山芽紅 銀

年齢制限でリオを逃した14歳が、世界一を経て掴んだ自国開催の栄冠

4歳のとき、地元デパートの屋上にあったトランポリンに出会った森ひかるは、2013年に14歳という史上最年少で全日本選手権を制覇。しかしリオデジャネイロ五輪は年齢制限により出場が叶わなかった。その悔しさを糧に力をつけ、2018年ジャカルタ・パレンバンアジア大会で個人銀メダル、同年の世界選手権では金沢学院大学の先輩・宇山芽紅とのシンクロナイズドで金メダルを獲得した。

2019年の世界選手権(有明)では、日本が団体で史上初の金メダルを獲得する中、森自身も個人でオリンピックを含む国際大会において日本人選手として男女を通じて史上初の金メダルを手にし、東京五輪代表に内定。そして迎えた2026年愛知・名古屋アジア大会、森は56.88点で個人金メダルを獲得し、宇山芽紅も56.58点で銀メダルに続いた。自国開催の大声援の中で実現した女子日本勢によるワンツーフィニッシュは、日本トランポリン界にとって新たな金字塔となった。

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日本トランポリン史に名を刻んだ選手 KEY FIGURES
森 ひかる(もり ひかる)
2019世界選手権 個人 金(日本人史上初)/2026アジア大会 金

東京都足立区出身、金沢学院大学出身。オリンピックを含む国際大会で日本人選手として男女通じて史上初の金メダルを獲得した、日本トランポリン界のエース。

宇山 芽紅(うやま めぐ)
2018世界選手権 シンクロ 金/2026アジア大会 銀

金沢学院大学クラブ所属。森ひかるとのシンクロナイズドで世界選手権を制した実力者で、2026年アジア大会でも自身初の大舞台でのメダルを獲得した。

松本 悠生(まつもと ゆうせい)
2026アジア大会 男子個人 4位

男子代表として自国開催の大会に出場。中国勢の壁に阻まれメダルにはあと一歩届かなかった。

岸 大貴(きし だいき)
東京2020代表/2026アジア大会 男子代表

東京五輪出場経験を持つベテラン。自国開催の大声援の中で演技できたことに「競技者として本当に幸せだった」と振り返った。

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歴史の足跡 HISTORY
1934年ごろ
米アイオワ大学のジョージ・ニッセンとラリー・グリスウォルドが、近代的なトランポリンを考案した。
その後
体操選手や宇宙飛行士の訓練、飛込・体操・フリースタイルスキーなど他競技のアクロバティックな技術を磨くトレーニングツールとして使われ、一般層にも普及していった。
2000年
シドニー五輪でトランポリンが正式種目として採用された。
2013年(日本)
森ひかるが14歳という史上最年少で全日本選手権に初優勝した。
2018年(日本)
ジャカルタ・パレンバンアジア大会で森ひかるが個人銀メダル。世界選手権では森・宇山芽紅ペアがシンクロナイズドで金メダルを獲得した。
2019年(日本)
世界選手権(有明)で日本が団体史上初の金メダル。森ひかるも個人でオリンピックを含む国際大会において日本人選手として男女通じて史上初の金メダルを獲得し、東京五輪代表に内定した。
2021年(日本)
東京五輪に森ひかる・岸大貴らが日本代表として出場した。
2026年9月27日(日本)
愛知・名古屋アジア大会、女子個人で森ひかるが金メダル、宇山芽紅が銀メダルを獲得。自国開催の大声援の中でワンツーフィニッシュを達成した。