【スタート前】不安を抱えての道中と、波乱の幕開け
- 前代未聞の練習不足 大会前3ヶ月の走行距離は「3月78km、4月84km、5月128km」と、100kmに挑むランナーとしてはあまりに過酷な現実。しかし、生活の一部であるサロマを「単なる遠足」で終わらせるわけにはいかない強い想いがありました。
- 頼もしい仲間たちとのサロマ入り この年は7人のメンバー(うち5人が初参加組)と合流。砂川SA、上川町の『あさひ食堂』のラーメン、興部町の『ノースプレインファーム』の生キャラメルソフトクリームを堪能し、前夜祭のカーボパーティーを経て紋別の宿へ入りました。
- まさかのスタート1分前トイレ 大会当日、午前2時半に起床。セコマの甘酒で体に刺激を入れるも、スタート直前に便意が。まったりと用を足した結果トイレの列の中で号砲を聞き、スタートラインを通過したのは最後尾の4分2秒後でした。
【スタート~40km】順調な序盤戦と、持ち味発揮の峠越え
- 10km通過:1時間11分56秒 4分のロスを取り戻すようにペースを掴み、1キロ7分の巡航ペースに乗せます。道中、何人かのブログ仲間を見かけ声をかけます。
- 20km通過:2時間19分24秒 給水所でバナナ、梅干、レモンなどの不可欠な酸味を補給。朝からの濃い霧で50m先も見えない中、黙々と距離を消化していきます。
- 30km通過:3時間34分23秒 20〜30kmは1時間14分ペース。険しい道ではないものの、草むらの虫に足を噛まれながらの忍耐の走り。まずは、自身の体調の良さを信じてキロ6分40秒にペースを上げて先行します。
- 40km通過:4時間41分33秒 【42.195km(フル地点)通過:4時間54分50秒】 エイドでのストレッチを含めても、ちょうどキロ7分を維持。3週間前の千歳マラソンより速いタイムで通過。ここからサロマ湖の沿岸ルートへと入り、エイドのスイカが体に染み渡ります。
【40km~70km】因縁のレストステーションと、最大の難関70km
- 50km通過:5時間49分22秒 ここからのアップダウン(高低差約40mの急勾配)が牙を剥きますが、自称登りが強い特性を発揮。歩く周囲を尻目にグイグイと坂を上り、順位を上げます。
- 55kmレストステーション 3年前にリタイアした場所だが、今年はサクサクとシャツを長袖に着替え、紫外線とワッカの浜風対策を万全にして気分を一新します。
- 60km通過:7時間04分29秒 関門時間が厳しくなる後半戦。過去のリタイアの悔しさを胸に慎重にペースを刻み、関門20分前の貯金を作って無事クリア。最大の難関と見定める70kmへ向かいます。
- 70km通過:8時間20分59秒 浜佐呂間の地元の方々による私設エイドの「神の雫(水)」に救われつつ関門を突破。しかし、楽しみにしていた数量限定の「おしるこ」が売り切れ。落胆のあまりその場に座り込みリタイアもよぎりましたが、「みんなに完走すると公言してきた意地」だけで再び立ち上がりました。

【70km~ゴール】ワッカの天国と地獄、そして鬼の形相のゴール
- 80km通過:9時間43分01秒 大エイドで温かいお茶をいただき、貯金17分を持って美しくも過酷な「ワッカ原生花園」へ。しかし、ここで突如膝関節の前と外側に尋常ではない激痛が走り始めます。5分ごとに襲う痛みに耐えかね、ついに「走っては歩く」の繰り返しを余儀なくされます。
- 90km通過:11時間10分08秒 残り10kmを1時間50分残しているため、完走の手応えはあるものの、膝は完全に限界。1kmの表示ごとに「600m走り、400m歩く」という執念の作戦を徹底。
- 栄光のフィニッシュ:12時間41分55秒 最後のエイドで体に温かいお茶を注ぎ込み、残り2km。ゴール前で仲間が手を振る中、笑顔も作れないほどの「鬼の形相」で痛みをねじ伏せて激走。携帯のカメラが傾くほどの満身創痍の状態で、4年ぶりのゴールゲートをくぐり抜けました。

レースを振り返って
- 驚きのノーダメージ レース直後は膝が痛くて歩けない状態でしたが、同行メンバー全員が完走を果たした祝勝会では、ビールや焼きそばを美味しく満喫。驚くべきことに翌日も翌々日も筋肉痛は一切ありませんでした。
- 勝因となった「準備と工夫」 月間100km前後の練習量で完走できた背景には、直前の綿密な対策がありました。
- シューズとインソールの新調 👟
- 鍼灸院での整体・鍼・酸素カプセル 💆♂️
- 大会までの1.5kg減量 ⚖️
- 周囲への「100km走る」という公言 🗣️
- 3週間前の千歳マラソンはあえて(???)4時間57分の走り 🏃♂️
これらの条件が、練習不足という最大の壁を見事に補い、4年ぶりの完走へ導いてくれました。


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