2019年の秋は、自身にとって非常にタフな連戦スケジュールとなっていた。 まず、夏の酷暑の中で行われた「北海道マラソン(8月25日)」を3時間44分で完走。その4週間後には、累積標高の激しい山岳レース「ルスツトレイルラン60km(9月22日)」を11時間08分という長丁場で無事に走り抜いた。
そこからわずか2週間(14日)という短いスパンで迎えたのが、この「2019年10月6日」開催の札幌マラソン(ハーフの部)である。 エントリー時点では自己ベスト更新に燃えていたものの、ルスツの過酷なダウンヒルで酷使した「筋肉痛の塊」がまだ足の奥底にガッチリと残っており、スピードを出すことに一抹の不安を抱えた状態でのスタートとなった。
🚀 レース本番:データと心理の完全ドキュメント
① 8年ぶりの新鮮な移動とスタート(Start)
昔の真駒内セキスイハイムスタジアム周辺は、豊平川の河川敷に車を止められる程度の参加者だった記憶があり、かつては車で向かっていた。しかし、今や参加者が1万人を超えるマンモス大会へと進化。
地下鉄で向かうと、乗り換えの時点から周囲はみんな「札マラ軍団」で埋め尽くされ、真駒内駅からの徒歩ルートも全員が行儀よく列をなして歩く。その光景のすべてが新鮮だった。

自己ベストを狙う気満々だったため、少し場違い感のある強豪のBブロック最後尾にお邪魔させてもらう。そのおかげで、スタートラインのロスタイムはわずか0:00:46。序盤の渋滞もさほど苦にならずスムーズに走り出すことができた。
② ビビりすぎた序盤とテンションの上昇(5km〜10km)
スタートしたものの、体が重くスピード練習もイマイチだったため、足の筋肉痛を警戒してとにかくスロースタートを決め込む。最初の5kmまではキロ5分を切らないよう、完全に温存しすぎる走りに徹した。
⏱️ 5km通過タイム:0:26:58
ここから徐々に身体が動くようになり、自分のペースを掴み始める。コースが大通公園やススキノの交差点に差し掛かると、札幌の中心街を駆け抜ける開放感からちょっとテンションが上がったが、全体的にはまだまだ抑え気味に足を運んだ。

⏱️ 10km通過タイム:0:51:06 (この5kmのラップ:0:24:08)
③ 河川敷の眩しさとラストの踏ん張り(15km〜20km)
後半の豊平川河川敷に入ると、秋とはいえ日差しが思いのほか眩しく、サングラスを持ってこなかったことを少し悔やむ。しかし、足のスタミナはまだ牙を剥いていなかった。
⏱️ 15km通過タイム:1:14:51 (この5kmのラップ:0:23:45)
やはり、コース上に現れる「ラスト5km」「ラスト4km」というカウントダウンの数字を見ると、ランナーの心は自然と頑張れるモードに切り替わる。序盤を完全に抑えていたおかげで、スタミナは100%残っている状態。ペースを絶対に落とさないようにグッと前を見据えて踏ん張った。
⏱️ 20km通過タイム:1:38:47 (この5kmのラップ:0:23:56)
④ 真駒内の森に響くお叫びとフィニッシュ(Finish)
緑豊かな真駒内公園に戻ってきてからは、25年続けてきたランナーのいつもの悪癖であり真骨頂、息遣いが完全な「お叫び」へと変わる。周りのランナーたちを一瞬驚かせながらも、余っていたパワーをすべて解放して素晴らしいラストスパートを決めることができた。
⏱️ Finish(ゴールタイム):1:43:32 (最後の1.0975kmのラップ:0:04:45)
終わってみれば、後半の5km以降だけを切り取れば綺麗にキロ4分40秒台のペースで巡航していたが、最初の出遅れが響き、1時間40分を切りたいハーフとしては何とも言えない安全運転のタイムに落ち着いた。
🎯 自分のランニング特性と来年へのエビデンス
ラストにあれだけのスパートができてしまったのは、全体を通して前半を抑えすぎた決定的な証拠でもある。しかし実際のところ、2週間前のルスツ60kmの筋肉痛の塊があったため、仕方のない安全運転だったのも事実だ。
自分のランニング特性を客観的に振り返ると、身体が温まるまでに時間がかかるため、ウォーミングアップはもっと長めに時間をとって消化しておくべきだったかもしれない。これは今後のレースに向けて非常に貴重なデータ(反省材料)となった。
来年の札幌マラソンではとにかくもっと攻めて頑張りたい。そのためには、冬の期間の増量を極力抑え込み、春の始動(スピード練習の再開)をもっと前倒しで早くしなければならないと心に誓った。
(ゴール後に全農さんからいただいたおにぎりの美味しさは、冷えた身体に本当に有り難かったです。ごちそうさまでした!)



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