投てきThrowing Events
砲丸・円盤・ハンマー・やりという性質の異なる4つの用具を、いかに遠くへ投げられるかを競う陸上競技。日本人選手の五輪投てき種目金メダルは、2004年アテネの室伏広治(ハンマー投げ)と、2024年パリの北口榛花(やり投げ)の、史上わずか2人しかいない。
砲丸・円盤実施
ハンマー・やり
アジア初の投てき金
女子フィールド初の金
男子7.26kg・女子4kgの金属球を、肩から首の付け根に構えた状態から一気に突き出す種目。爆発的な瞬発力が求められる。
サークル内で体を1回転半ほどさせながら遠心力を生み出し、円盤を投げ放つ種目。古代ギリシャの五種競技にも含まれていた伝統種目。
ワイヤーでつながれた鉄球を、サークル内で自身も複数回転しながら加速させて投げる種目。遠心力と正確なタイミングの両立が難しい高難度種目。
唯一助走路を使う種目で、走る勢いをそのままやりに伝える技術が求められる。着地の姿勢や角度によって記録が大きく変わる繊細さも持つ。
アジア初の金メダルから、女子フィールド種目初の金メダルへ
2000年シドニーから4大会連続で五輪に出場した室伏広治は、2004年アテネ大会の男子ハンマー投げで金メダルを獲得。投てき種目においてアジア人・日本人ともに史上初のオリンピック優勝という快挙だった(当初2位だったが、優勝者のドーピング違反発覚により繰り上げ)。以来20年近くにわたり、この記録に並ぶ日本人選手は現れなかった。
その歴史を動かしたのが北口榛花である。2020年東京五輪で銅メダルを獲得すると、2023年ブダペスト世界選手権では最終投で66m73の大逆転を決めて金メダル、投てき種目における日本人選手として世界選手権初制覇を果たした。そして2024年パリ五輪、1投目からいきなり65m80のビッグスローを放って優勝。投てき種目の五輪金メダルは室伏広治に次いで日本人史上2人目、そして女子のトラック・フィールド種目としては史上初の金メダルという、二重の意味で歴史的な快挙となった。
投てき種目でアジア人・日本人ともに史上初の五輪金メダリスト。4大会連続で五輪に出場した「鉄人」。現在はスポーツ庁長官を務める。
投てき種目における日本人世界選手権初制覇、そして女子トラック・フィールド種目における日本人五輪初の金メダリスト。2大会連続世界選手権メダルも達成している。
パリ五輪後のシーズン最終戦を制覇。投てき種目で日本勢がDLファイナルを制すのは史上初、この種目としてはアジア勢としても初の快挙だった。

