Sports Encyclopedia 011
バレーボールVolleyball
ネットを挟んで6人対6人、ボールを床に落とさず相手コートへ返し続ける球技。1895年にアメリカで誕生し、1964年東京五輪で正式採用。日本女子が「東洋の魔女」として世界を席巻した歴史を持ち、近年は男子の急成長が世界を驚かせている。
6人
1チーム
人数
人数
1895
競技
誕生年
誕生年
1964
五輪正式
採用年
採用年
世界2位
男子日本
最高ランク
最高ランク
基本データ BASIC DATA
分類
球技 / ネット型団体スポーツ
コート
18m × 9m。中央にネット(男子2.43m・女子2.24m)で二分
競技人数
各チーム6名でプレー。控え選手を含む登録は最大14名
得点方式
ラリーポイント制。先に25点(2点差必要)取ったほうが1セット獲得。3セット先取で勝利(第5セットは15点先取)
基本ルール
1チームが3回以内にボールを相手コートへ返す。同一選手が連続2回タッチ不可。ボールが床に落ちた側が失点
統括団体
FIVB(国際バレーボール連盟、1947年設立)/日本:公益財団法人 日本バレーボール協会(JVA)
五輪採用
1964年東京大会から男女とも正式種目。1996年からビーチバレーボールも別種目として採用
競技人口
世界約8億人(FIVB推計)。日本国内の推計実施人口は約225万人(笹川スポーツ財団・2024年)
コートとポジション COURT & POSITIONS
アタックラインネットから3mの位置。後衛選手はこのラインより前でスパイクを打てない
ローテーションサーブ権を獲得するたびに時計回りに1ポジション移動。全員が全ポジションを経験する
リベロ(Li)守備専門の特別ポジション。異なる色のユニフォームを着用し、後衛のみ交代制限なしで出場できる
セッター(S)攻撃を組み立てる司令塔。スパイカーへ正確なトスを上げ、相手ブロックを読んで攻撃パターンを選択する
アウトサイドヒッター(OH)
左右両サイドから攻撃する主力アタッカー。チームの攻撃の中心
ミドルブロッカー(MB)
ネット中央でブロックと速攻を担う。高身長が活きるポジション
オポジット(OP)
セッターの対角に位置するエーススパイカー。チーム最大の得点源
セッター(S)
攻撃を構築する司令塔。正確なトスとゲームメイクが求められる
リベロ(Li)
守備専門の特別選手。レシーブとディグで攻撃の起点を作る
スパイク・ブロック
攻撃の花形「スパイク」と防御の要「ブロック」が最大の見せ場
日本代表の現在地 JAPAN NATIONAL TEAM
🏅 JAPAN VOLLEYBALL · 急成長の軌跡
男子は世界ランク史上最高2位へ——石川祐希世代の躍進
長らく低迷していた男子日本代表は、石川祐希・西田有志・高橋藍らイタリアリーグで活躍する世代が台頭したことで劇的に復活。2023年のワールドカップで当時過去最高の世界ランク4位に到達し、2024年パリ五輪直前にはついに史上最高位の世界ランク2位まで浮上した。ネーションズリーグ2024では決勝進出(準優勝)と1972年ミュンヘン五輪以来52年ぶりの世界大会決勝進出を果たした。
女子は古賀紗理那・林琴奈らが牽引。2024年パリ五輪でも上位進出を目指した。国内プロリーグ「SVリーグ」が2024-25シーズンに開幕し、国内競技環境のさらなる向上が期待されている。
2021年
東京五輪男子ベスト8(29年ぶり)
2023年
W杯で世界ランク4位(当時最高)
2024年
VNL準優勝・世界ランク史上最高2位
2024-25
国内SVリーグ開幕。新時代へ
歴史の足跡 HISTORY
1895年
アメリカ・マサチューセッツ州でYMCAの体育指導者ウィリアム・G・モーガンが考案。当初は「ミントネット」という名称で年配者向けの室内スポーツとして誕生した。
1947年
国際バレーボール連盟(FIVB)が設立。翌1948年に第1回世界選手権が開催され、国際競技として本格的に普及が始まる。
1964年(日本)
東京オリンピックで男女ともバレーボールが正式種目に採用。日本女子代表「東洋の魔女」が金メダルを獲得。完全燃焼の練習量と高い技術力で世界を席巻し、日本中がテレビに釘付けになった。
1972年(日本)
ミュンヘン五輪で男子が金メダルを獲得。これが長らく男子日本代表の最高成績として語り継がれることになる。
1996年
アトランタ五輪からビーチバレーボールが別種目として正式採用。2人制の屋外競技として急速に世界に普及していく。
2012年(日本)
ロンドン五輪で女子が28年ぶりの銅メダルを獲得。木村沙織ら黄金世代が復活の狼煙を上げた。
2021〜2024年(日本)
東京五輪で男子が29年ぶりのベスト8進出。石川祐希・西田有志・高橋藍の「イタリア組」世代が急成長し、2024年には男子世界ランク史上最高2位・ネーションズリーグ準優勝を達成。
2024〜25年(日本)
国内男女トップリーグが「SVリーグ」として新たにスタート。プロ化・エンタメ化を推進し、新たな観戦文化の醸成が始まっている。


