卓球Table Tennis
小さな白球が1秒間に10往復以上する「最速のラケットスポーツ」。1988年ソウル五輪から正式採用され、長年中国が支配してきた世界の頂点に、日本が本格的な挑戦を始めている。
基本形式
採用年
ランク最高
人口
40〜50代の方が現役だった1980年代、日本の卓球は「ペン王国」だった。国内選手の8割前後がペンホルダーを使い、素早いフットワークと鋭いフォアドライブを武器に戦うスタイルが全盛だった。しかし現在の国際大会を見渡せば、トップ選手のほぼ全員がシェイクハンドを使用している。
なぜシェイクハンドが主流になったのか?
1990年代以降、中国選手がドライブ主体の攻撃的なシェイクハンドスタイルで世界を制し始めた。ボールが大型化(38mm→40mm)した2000年、さらにプラスチック製に変わった2015年の改定も「ドライブ+シェイク」に有利に働いた。加えて台から離れた後陣でのラリー戦が増えたことで、バック面も同等に使えるシェイクの優位性が決定的になった。
ペンホルダーも「裏面打法」(ペンの裏面にラバーを貼りバックを打つ技術)の登場で可能性が広がったが、習得の難しさもあり、国際舞台でのペン使用者は今やごくわずかになっている。
「中国の壁」に最も近づいた日本卓球黄金世代
長年にわたり男女とも世界ランク上位を独占し続けてきた中国。その中で日本は2010年代から急速に力をつけ、2020年東京五輪では水谷隼・伊藤美誠の混合ダブルスで中国を破り金メダルを獲得する歴史的快挙を成し遂げた。
2024年パリ五輪でも早田ひながシングルス銅メダル・混合ダブルス銅メダルを獲得。張本智和・張本美和・平野美宇・伊藤美誠らが世界トップ層に食い込み、日本卓球は「世界一中国に近い国」としての地位を確立している。
2026年7月に日本男子として史上最高位となる世界3位を記録。10代から頭角を現した次世代エースで、スピードと回転を兼備した攻撃スタイルが世界のトップを脅かしている。
張本智和の妹。2026年7月に女子世界3位へ浮上し日本女子トップに立つ。10代で世界トップと互角に渡り合う才能を持ち、次世代の日本卓球を牽引する存在。
パリ五輪でシングルス銅・混合ダブルス銅のダブルメダル。強烈なフォアドライブとチキータを武器に中国選手を苦しめる。日本女子の絶対的エースとして世界頂点を狙う。
13歳で全日本選手権史上最年少優勝。攻撃的なチキータと鋭いフォアドライブが武器。ドイツリーグで研鑽を積み世界トップに食い込む日本男子のエース。


