相撲(Sumo)完全ガイド ルール・番付制度・決まり手から歴代大横綱の記録まで

Sports Encyclopedia · 大相撲

相撲Sumo

直径4.55mの円形の土俵の上で、まわし姿の力士同士が組み合い、相手を先に土俵の外に出すか、足の裏以外を地面に着けさせれば勝ちとなる格闘技。奈良・平安時代には宮中行事として行われ、江戸時代に興行として発展した、千年以上の歴史を持つ日本の国技。

4.55m
土俵の直径
(勝負の場)
15日
1本場所の
日数
45回
白鵬
歴代最多優勝
👑
力士の頂点
「横綱」
📋
基本データ BASIC DATA
球技のようにボールや道具を介するのではなく、力士同士が直接体を組み合って勝敗を決める「組み合い系」の格闘技に分類される。柔道やレスリングと同じ分類に並ぶ一方、まわし一丁で勝負する装束や、土俵という円形の限定空間で行われる点は相撲特有の要素である。
分類
組み合い系(格闘技)/ 相撲(体格差を問わず土俵上で組み合う個人競技)英名:Sumo
基本ルール
直径4.55mの土俵の中で、相手を先に土俵の外に出すか、足の裏以外の身体の一部を地面に着けさせれば勝ちとなる
主な形式
年6回、各15日間開催される本場所で全力士がほぼ総当たりに近い形で対戦し、勝ち星の数(勝敗)で成績を競う
統括団体
大相撲は公益財団法人 日本相撲協会が統括。アマチュア相撲は国際相撲連盟(IFS)が世界的に統括している
五輪との関わり
IFSはIOCから国際競技連盟として承認されているが、大相撲としては五輪種目化されておらず、現時点で正式なオリンピック競技には採用されていない
🏯
競技形式と制度 FORMATS & SYSTEM
📅
本場所
年6回・15日間の真剣勝負

奇数月に東京(1・5・9月)・大阪(3月)・名古屋(7月)・福岡(11月)で開催される公式戦。1日1番、15日間で最も白星を多く挙げた力士が優勝となる。

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決まり手
82手が公式に定められた勝敗の決め方

相手を押し出す「寄り切り」「押し出し」、投げ飛ばす「上手投げ」など、技の種類は多岐にわたる。決まり手は取組ごとに発表される。

📊
番付制度
序ノ口から幕内まで力士の地位を示す

本場所ごとの成績によって上下する実力序列。番付表の位置がそのまま力士の格付けとなる、相撲独自の制度。

👑
横綱
力士の頂点に立つ最高位

一度昇進すると降格のない特別な地位。品格と力量の両方が求められ、横綱審議委員会の答申を経て日本相撲協会が決定する。

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白鵬 翔——歴代最多優勝45回の大横綱 HAKUHO SHO
🏆 幕内最高優勝 歴代最多45回

「大鵬・柏戸」の時代を超えた、平成・令和の絶対王者

モンゴル出身の白鵬翔は、2007年に横綱へ昇進すると圧倒的な強さで土俵に君臨し続けた。通算幕内最高優勝回数は45回に達し、これは昭和の大横綱・大鵬幸喜が持っていた32回の記録を大きく更新する、相撲史上最多の記録である。

「巨人・大鵬・卵焼き」という言葉が昭和の子どもたちの好きなものの代名詞として語られたように、大鵬は絶対的な強さの象徴だった。白鵬はその記録を塗り替え、2021年に現役を引退。平成から令和にかけての相撲界を代表する存在として歴史に名を刻んだ。

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歴史に名を刻んだ力士たち LEGENDARY RIKISHI
大鵬 幸喜(たいほう こうき)
幕内最高優勝32回 / 昭和の大横綱

「巨人・大鵬・卵焼き」の言葉に象徴される昭和を代表する大横綱。史上最年少横綱昇進や連勝記録など、数々の伝説を残した。

千代の富士 貢(ちよのふじ みつぐ)
幕内最高優勝31回 / 通算53連勝

「ウルフ」の愛称で親しまれ、鋭い体さばきと鍛え上げた肉体で一時代を築いた大横綱。昭和後期から平成初期にかけて人気を集めた。

白鵬 翔(はくほう しょう)
幕内最高優勝45回(歴代最多)

モンゴル出身。歴代最多となる45回の優勝を記録し、平成から令和にかけて相撲界に君臨した史上最強の横綱の一人。

稀勢の里 寛(きせのさと ゆたか)
2017年、19年ぶりの日本出身横綱に昇進

長年苦しんだ末につかんだ悲願の横綱昇進は、日本中に大きな感動を呼んだ。奇しくも昇進直後の場所での逆転優勝が語り草となっている。

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歴史の足跡 HISTORY
神話時代
「日本書紀」に記された野見宿禰と当麻蹶速の力比べの伝説が、相撲の起源として語り継がれている。
奈良〜平安時代
相撲は宮中行事「相撲節会(すまいのせちえ)」として毎年執り行われるようになり、儀式としての性格を強めた。
江戸時代
寺社の建築資金を集める「勧進相撲」として興行化が進み、職業力士による「大相撲」の形が確立していった。
1909年
東京・両国に国技館が完成し、相撲が「国技」としての地位を確立する象徴的な出来事となった。
1936〜1939年
双葉山が69連勝という不滅の大記録を樹立。「木鶏(もっけい)」の逸話とともに語り継がれる伝説となった。
1961年
大鵬幸喜が史上最年少で横綱に昇進。以降、通算32回の優勝を重ね「巨人・大鵬・卵焼き」と称される国民的人気を博した。
1972年
ハワイ出身の高見山大五郎が、外国出身力士として史上初の幕内最高優勝を果たした。
1993年
ハワイ出身の曙太郎が、外国出身力士として史上初の横綱に昇進した。
2017年
稀勢の里が19年ぶりとなる日本出身横綱に昇進。悲願の昇進に日本中が沸いた。
2021年
白鵬翔が現役を引退。通算45回という歴代最多優勝記録を残し、平成・令和を代表する大横綱として歴史に名を刻んだ。