Sports Encyclopedia 013
バスケットボールBasketball
1891年にアメリカで誕生し、今や世界で最も観られるスポーツのひとつ。NBA・BリーグそしてFIBAワールドカップを舞台に、日本代表は八村塁・河村勇輝世代の躍進で新時代を迎えつつある。
5人
1チーム
人数
人数
1891
競技
誕生年
誕生年
1936
五輪正式
採用年
採用年
世界22位
男子日本
FIBAランク
FIBAランク
基本データ BASIC DATA
分類
球技 / ゴール型団体スポーツ
コート
28m × 15mの長方形。両端にバスケットゴール(高さ3.05m)を設置
競技人数
各チーム5名でプレー。登録は最大12名(NBA・FIBAによって異なる)
試合時間
FIBA公式:4クォーター×10分。NBA:4クォーター×12分。同点時は延長(5分)
得点方式
ゴール下付近のシュート2点、3ポイントライン外のシュート3点、フリースロー1点
統括団体
FIBA(国際バスケットボール連盟、1932年設立)/日本:公益財団法人 日本バスケットボール協会(JBA)
五輪採用
1936年ベルリン大会から男子が正式採用。女子は1976年モントリオール大会から。3×3は2020年東京大会から追加
競技人口
世界約4.5億人(FIBA推計)。日本国内の推計実施人口は約236万人(笹川スポーツ財団・2024年)
コートの構造と基本ルール COURT & RULES
3ポイントラインこのラインより外からシュートを決めると3点。近年NBA・Bリーグともにロングシュートへのアプローチが戦術の中心に
制限区域(ペイントエリア)ゴール下の橙色のゾーン。攻撃側はここに3秒以上静止できない「3秒ルール」がある
ファウルとフリースロー守備側の反則(ファウル)を受けた際に与えられる罰則シュート。1本1点、ノーマークで打てる
ショットクロック攻撃側はボールを持ってから24秒以内(NBA・FIBA)にシュートを打たなければならない
オフェンスの多様化
かつてはインサイド(ゴール下)主体の戦術が主流だったが、近年は3ポイントシュートとスペーシングを駆使したアウトサイド中心のオフェンスが世界標準に。
3×3バスケットボール
3人対3人・ハーフコートで行う派生種目。2020年東京五輪から正式採用。試合時間10分(または21点先取)で、よりスピーディーな展開が魅力。
NBA(北米最高峰リーグ)
アメリカとカナダの30チームで構成される世界最高峰リーグ。年間収益は約1兆円超。世界中のトップ選手が集まる「バスケの聖地」。
Bリーグ(日本プロリーグ)
2016年発足。2024-25シーズンからB.PREMIER・B.ONE・B.NEXTの3部制に再編。八村塁・河村勇輝らNBA選手の台頭でリーグ全体の注目度が急上昇している。
日本代表の現在地 JAPAN NATIONAL TEAM
🏀 AKATSUKI JAPAN · 新時代の幕開け
八村塁・河村勇輝——NBA日本人選手が日本バスケを変えた
2016年のBリーグ発足を機に国内環境が整備され、八村塁(NBAドラフト1巡目指名)・渡邊雄太に続き、2023年には河村勇輝がNBA史上初の無名選手からの「二wayデビュー」を果たした。男子日本代表(AKATSUKI FIVE)は2023年FIBAワールドカップで17年ぶりの自力五輪出場権を獲得(大会19位・アジア最上位)。2026年3月のFIBAランキングでは世界22位・アジア2位に到達している。
女子代表は2021年東京五輪で銀メダルを獲得。トム・ホーバス監督のもとで戦術的な進化を遂げ、世界トップクラスの実力を誇る。2026年9月のFIBA女子ワールドカップ(ドイツ・ベルリン)への出場も決定している。
2016年
Bリーグ発足・国内環境が整備
2019年
八村塁がNBAドラフト1巡目指名
2021年
女子東京五輪銀メダル
2023年
男子W杯・17年ぶり自力五輪権獲得
歴史の足跡 HISTORY
1891年
カナダ出身の体育教師ジェームズ・ネイスミスがアメリカ・マサチューセッツ州のYMCAで考案。冬の屋内スポーツとして桃籠(もものかご)を使ったのが名称の由来。最初のルールはわずか13か条。
1932年
国際バスケットボール連盟(FIBA)が設立。競技の国際的な標準化が始まる。考案者ネイスミス本人がFIBAの初代名誉会長に就任。
1936年
ベルリン五輪で男子バスケットボールが正式種目に採用。第1回大会はアメリカが優勝。考案者ネイスミスが開会式に立ち会った。
1946年
NBA(全米バスケットボール協会)の前身BAA(バスケットボール・アソシエーション・オブ・アメリカ)が設立。1949年にNBAへ改称し世界最高峰リーグとして発展。
1900年頃(日本)
YMCAを通じて日本にバスケットボールが伝わる。大正時代に学校体育として普及し始め、戦後の昭和期に競技人口が急増した。
1992年
バルセロナ五輪でNBA選手の出場が解禁。マイケル・ジョーダン・マジック・ジョンソンら「ドリームチーム」が圧倒的な強さで金メダルを獲得し世界に衝撃を与えた。
2016年(日本)
国内リーグが統合されBリーグが発足。NBL・bjリーグが一本化され、プロ化・エンタメ化によって観客数・選手のレベルともに飛躍的に向上した。
2019年(日本)
八村塁がNBAドラフトで1巡目9位指名(ワシントン・ウィザーズ)。日本人選手として初の1巡目指名となり、日本バスケ史に新たなページが刻まれた。
2021年(日本)
東京五輪で女子代表が銀メダルを獲得。男子代表も開催国枠で出場し、世界との差を肌で感じながら次世代への礎を築いた。
2023年(日本)
FIBAワールドカップで17年ぶりの自力パリ五輪出場権を獲得。自国開催のW杯でドイツ超えの金星も挙げ、アジア最上位の大会19位で幕。河村勇輝もNBA契約を果たし「黄金世代」が本格的に動き始めた。


