マウンテンバイク(MTB)とは?クロスカントリー・ダウンヒルの違いとルールを解説

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マウンテンバイクMountain Bike / MTB

未舗装の山道や林間コースを、太いタイヤとサスペンションを備えた専用自転車で走破する競技。持久力を競う「クロスカントリー」は1996年アトランタ五輪から正式種目となり、日本では山本幸平が北京から東京まで4大会連続で五輪に出場、長く日本のMTBシーンを牽引した。

1996
アトランタ大会
XC五輪初採用
4大会
山本幸平
連続五輪出場
10回
山本幸平
アジア選手権優勝
1970s
米国での
坂下り遊びが起源
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基本データ BASIC DATA
ロードレースやトラックレースと同じ「自転車・ローラー系」に分類される競技。舗装路を走るロードレースと異なり、未舗装の山道や岩場・木の根といった不整地を走破するのが特徴で、持久力型のクロスカントリーから重力に身を任せるダウンヒルまで、性格の異なる複数の種目を内包している。
分類
自転車・ローラー系(不整地を専用自転車で走破する競技)英名:Mountain Bike (MTB)
基本ルール
種目により異なる。周回コースのクロスカントリーは着順で、山を一気に下るダウンヒルは1本のタイムで順位を決定する
主な形式
持久力を競うクロスカントリー(XC)、下りのタイムを競うダウンヒル(DH)のほか、下り区間のみ計測するエンデューロ、4人が同時にコースを走るフォークロスなど多彩な種目がある
統括団体
国際自転車競技連合(UCI)がロード・トラックなどと統合してMTBも統括/日本:公益財団法人 日本自転車競技連盟(JCF)
五輪との関わり
クロスカントリー(XCO)が1996年アトランタ大会から正式種目として採用されている。一方、ダウンヒルは現時点で五輪種目ではなく、UCI世界選手権やワールドカップが最高峰の舞台となる
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競技種目 DISCIPLINES
⛰️
クロスカントリー(XC)
オリンピック正式種目

登りと下りを含む周回コースを規定周回数走り、着順を競う持久系種目。1996年アトランタ大会から五輪で実施されている、MTBの中心的な種目。

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ダウンヒル(DH)
1本のタイムで競う下り専門種目

山の斜面を一気に駆け下り、ゴールまでのタイムを競う種目。時速60kmを超えることもあり、高い技術と度胸が求められる。現時点で五輪種目ではない。

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エンデューロ
下り区間のみタイム計測

複数の下り区間(スペシャルステージ)のタイム合計で順位を決める種目。登り区間は移動扱いとなり、下りの速さを総合的に競う。

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フォークロス(4X)
4人が同時スタートで競う

ジャンプ台やバンクを備えた専用コースを4人同時に走り、着順で勝ち上がるトーナメント形式。接触も生まれる駆け引きが見どころ。

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山本幸平——4大会連続五輪出場、日本MTBの第一人者 YAMAMOTO KOHEI
🇯🇵 北京・ロンドン・リオ・東京 4大会連続出場/アジア選手権10度優勝

北海道の少年が切り拓いた、日本のマウンテンバイクという「文化」

北海道幕別町出身の山本幸平は、高校卒業後に専門学校のマウンテンバイクコース1期生としてプロへの道を歩み、卒業後すぐ海外へ武者修行に出た。国内・アジアでは敵なしの強さを誇り、アジア選手権を10度制覇。2008年北京五輪で初出場を果たすと、ロンドン27位、リオデジャネイロ21位と、年齢を重ねるごとに着実に順位を上げ続けた。

2021年の東京2020オリンピックは自身4大会連続となる五輪出場であり、集大成の舞台。ジャンプセクションや岩場が多い高速かつタフなレースを29位で完走し、この大会を最後に現役を退いた。引退後は「Yamamoto Athlete Farm」の代表として、MTBレーシングチームの運営やスクール開催など、日本にマウンテンバイクを「文化」として根付かせる活動に力を注いでいる。

🇯🇵
山本幸平 五輪への軌跡 OLYMPIC JOURNEY
北京2008
男子クロスカントリー 46位

代表選考会での優勝を経て掴んだ初のオリンピック。世界の壁を体感した、その後の飛躍の出発点となった。

ロンドン2012
男子クロスカントリー 27位

海外チームへの移籍など環境を変えながら力をつけ、前回から大きく順位を上げた2度目の五輪。

リオデジャネイロ2016
男子クロスカントリー 21位

米国の強豪チームに所属して臨み、自身の五輪最高順位となる21位でフィニッシュした。

東京2020
男子クロスカントリー 29位/4大会連続出場

自国開催となった集大成の舞台を29位で完走。このレースを最後に現役を引退し、指導・普及の道へ進んだ。

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歴史の足跡 HISTORY
1970年代
米国カリフォルニア州で、若者たちが頑丈な自転車を改造して山を駆け下りる遊びを始めたことが、マウンテンバイク誕生の起源とされる。
1980年代
専用のマウンテンバイクが製品として量産されるようになり、世界各地へ急速に普及していった。
1990年
国際自転車競技連合(UCI)公認のMTB世界選手権が初開催され、国際競技としての体裁が整った。
1996年
アトランタ五輪でクロスカントリーがオリンピック正式種目として初採用された。
2008年(日本)
山本幸平が代表選考会での優勝を経て北京五輪に初出場。日本のMTBシーンを牽引する存在となっていく。
2012年(日本)
ロンドン五輪で山本幸平が27位。前回から大きく順位を上げ、世界との差を縮めていった。
2016年(日本)
リオデジャネイロ五輪で山本幸平が21位となり、自身の五輪最高順位を記録した。
2021年(日本)
東京2020オリンピックで山本幸平が4大会連続出場を果たし29位で完走。この大会を最後に現役を引退した。
2021年以降(日本)
山本幸平が「Yamamoto Athlete Farm」を立ち上げ、レーシングチーム運営やMTBスクールを通じて競技の普及に取り組んでいる。