フルマラソンへの道 その7 雪解け時期は走りにくい

フルマラソンへの道

30歳を過ぎて決意したダイエットがジョギングになり、そのままフルマラソンでサブ4を達成するまでの回顧録です。

前回、雪国での冬のトレーニングの大変さを書いた。

でも実は、本当に走りにくいのは真冬ではない。

一番つらいのは、雪が融け始める3月なのである。

真冬は気温が一日中氷点下の日も珍しくない。

北海道では最高気温が0℃に届かない日を「真冬日」と呼ぶが、このくらい寒いと雪はしっかり固まり、意外にも走りやすい。

雪道とはいえ、舗装路に近い感覚で走れる日もある。

ところが、気温が少し上がると状況は一変する。

雪が中途半端に融け始めるため、一歩踏み出すたびに足が沈む。

沈んだ足を引き抜くたびに太ももを高く上げなければならず、普通に走るだけでもかなりの負荷になる。

まるで泥道を走っているような感覚だ。

クロスカントリーやぬかるんだ道を走ったことがある人なら、想像しやすいかもしれない。

普段のロードを走るより、足への負担は何倍にも感じた。

しかも雪解けの水でシューズはすぐにびしょ濡れになる。

靴下まで濡れ、足はずっと冷たいままだ。

決して快適とは言えない。

それでも、そんな雪道を黙々と走り続けているうちに、不思議と嫌ではなくなっていた。

むしろ、

「今日も雪の中を走れた。」

そんな小さな達成感が、少しずつ自信に変わっていった。

そして長い北海道の冬が終わり、ようやく北国にも春がやってくる。

私にとって、本当のランニングシーズンが始まろうとしていた。

コメント