フルマラソンへの道 その19 フルマラソンで全身痛

フルマラソンへの道

30歳を過ぎて決意したダイエットがジョギングになり、そのままフルマラソンでサブ4を達成するまでの回顧録です。

人生初のフルマラソン。

最初に私を苦しめたのは、意外にも寒さだった。

体を温めようとして自然とペースが上がる。

これが失敗の始まりだった。

この大会は最初に2.195kmを走り、その後10kmコースを4周するレイアウト。

12.195kmを58分台で通過した私は、

途中でようやく気付いた。

「これ、ハーフを走るペースじゃないか。」

それでも止まれなかった。

22km地点では、なんとハーフの自己ベストを更新するスピードだった。

今思えば完全なオーバーペースだったが、その頃の私は、

「ここまで来たら行けるところまで行こう。」

そう考えることしかできなかった。

25kmで太もも。

30kmでふくらはぎ。

35kmですね。

そして40kmでは肩や腕まで痛くなった。

足だけではない。

全身が悲鳴を上げていた。

35kmを過ぎると、私は歩いていた。

初めて経験する42.195km。

フルマラソンは、ハーフとはまったく別の競技だった。

ゴールタイムは4時間11分。

目標より速かった。

でも、達成感よりも悔しさの方が大きかった。

車まで戻った私は、しばらく運転もできず、そのまま横になっていた。


今なら分かる。

初マラソンで4時間11分は決して悪い記録ではない。

でも私は、タイムよりも

「35kmから歩いてしまった自分」

が悔しかったのだ。

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