セパタクローとは?ルール・技・歴史と日本男子世界一の快挙を解説

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セパタクローSepak Takraw

足でボールを蹴ってネット越しに返す「足のバレーボール」。9世紀に東南アジアで生まれた伝統球技が、アクロバティックな空中技で世界を魅了する。2025年には日本男子が世界選手権で史上初優勝を達成。

3人
1チーム
(レグ種目)
1965
国際競技
として統一
1990
アジア大会
正式採用
2025
日本男子
世界初優勝
🏆 WORLD CHAMPION · 2025

2025年7月——日本男子、世界選手権で史上初優勝

2025年7月に開催されたセパタクロー世界選手権大会で、日本男子代表がレグ種目にて初優勝・金メダルを獲得。日本セパタクロー協会発足(1989年)から36年目、悲願の世界一を達成した。東南アジア勢が圧倒的に強いこの競技で、日本が頂点に立ったことは世界に衝撃を与えた。

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基本データ BASIC DATA
分類
球技 / ネット型・キック系スポーツ
名前の意味
セパ(マレー語:蹴る)+タクロー(タイ語:藤で編んだボール)=「ボールを蹴る」
コート
バドミントンコートと同サイズ(13.4m×6.1m)。中央にネット(男子高さ1.52m・女子1.42m)
ボール
合成素材製の中空球(直径約42〜44cm)。かつては籐(ラタン)編みだったが、現在は合成樹脂製が主流
使える部位
足・膝・胸・頭など。手・腕は使用禁止
得点方式
ラリーポイント制。先に21点(2点差必要)取ったほうが1セット獲得。3セットマッチ
統括団体
ISTAF(国際セパタクロー連盟、1988年設立)/日本:一般社団法人 日本セパタクロー協会(JSTAF)
日本の競技人口
約2,000人(登録競技者)。大学・社会人が中心。2022年に国内プロリーグ「ES LEAGUE」が発足
🗂️
3つの競技種目 EVENTS
🦵
レグ種目
3人対3人でネット越しにボールを返し合う。最もポピュラーな種目。チームワークとアクロバティックな技が組み合わさる
サークル種目
5人が輪になり、定められた順番でリフティングを続け、10分×3セットのリフティング総回数で競う。技の難易度でボーナス点も加算
👥
ダブルス種目
2人対2人で行うレグ形式。少人数のため一人ひとりの負担が大きく、より高い個人技術が求められる
🦵 セパタクロー🏐 バレーボール
使える部位足・膝・胸・頭
(手は禁止)
手・腕が中心
(足も可)
1人の連続タッチ最大3回まで可1回のみ
チーム人数3人(レグ種目)6人
ローテーションなしあり
見どころ空中技・回し蹴り
「空中の格闘技」
スパイク・ブロック
チーム連携
ロールスパイク
空中で体を一回転させながら足でボールを打ち込む技。セパタクロー最大の見せ場であり、習得まで数年を要する高難度の技。
サービスの独自性
サービスは「トス係」がボールを投げ上げ、「サーバー」が蹴り込む形式。バレーボールとは異なる独特のリズムで試合が進む。
サッカー選手の参入
足技が活きるため、サッカー経験者がセパタクローに転向するケースが多い。日本代表にもサッカー出身の選手が多数在籍している。
アジア大会での日本
2002年釜山アジア大会で男女ともにメダルを獲得。2018年ジャカルタ大会では男子レグ種目で銀メダルを獲得するなど、アジアトップクラスの実力を持つ。
🌏
世界の強豪国 WORLD RANKING
🇹🇭 タイ
男女とも圧倒的王者・アジア大会金26個
🇲🇾 マレーシア
発祥国・常に上位
🇲🇲 ミャンマー
アジア大会金2位(5個)
🇰🇷 韓国
男子世界ランク上位
🇯🇵 日本
男子5位・女子4位 / 2025年世界王者
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歴史の足跡 HISTORY
9世紀頃
東南アジア各地で、藤のボールを地面に落とさないよう蹴り合う「セパラガ」や、空中の籠にボールを蹴り入れる「ジャンクイタクロー」などが起源とされる伝統遊戯が広まる。
1965年
東南アジア競技大会(SEA Games)に採用されたことを機に、アジアセパタクロー連盟が設立され統一ルールが整備。現在の「セパタクロー」として確立する。
1988年
国際セパタクロー連盟(ISTAF)が設立。アジアを超えてアメリカ・ヨーロッパ・オセアニアへの普及が始まる。
1990年
北京で開催された第11回アジア競技大会で正式種目に採用。以降、アジア最大の国際舞台でタイを中心に熱戦が繰り広げられるようになる。
1987〜1989年(日本)
1987年に亜細亜大学を拠点に日本初のセパタクロー活動が始まり、1989年に日本セパタクロー協会(JSTAF)が設立。同年、日本体育協会が国際スポーツフェアに東南アジア4カ国を招き国際大会を開催した。
1999〜2001年(日本)
世界選手権で男子がレグ種目2位・3位、女子がレグ・チーム種目で連続3位入賞。協会設立から10年で世界トップクラスに迫る実力を示した。
2002年(日本)
釜山アジア競技大会で男子サークル種目3位・女子レグ種目3位を獲得。アジア大会初のメダルを男女同時に達成した。
2018年(日本)
ジャカルタ・アジア競技大会で男子レグ種目が銀メダルを獲得。世界ランキングで男子5位・女子4位に位置し、アジアトップクラスの強豪として確固たる地位を確立。
2022年(日本)
国内初のプロリーグ「ES LEAGUE」が発足。競技の認知度向上と競技者増加に向けた新たな取り組みが始まる。
2025年7月(日本)🏆
セパタクロー世界選手権大会・レグ種目で日本男子代表が初優勝・金メダルを獲得。協会発足から36年目、東南アジア勢が支配してきた頂点についに日本が立った。