テニスのルールと4大大会解説|コートの種類や歴代・日本代表まとめ

Sports Encyclopedia 012

テニスTennis

ネットを挟んでラケットとボールで競う屋外・屋内両用のラケットスポーツ。1877年のウィンブルドン第1回大会から続く4大グランドスラムが世界最高峰の舞台。大坂なおみ・錦織圭らが日本テニス史に新たなページを刻んでいる。

1877
ウィンブルドン
第1回
4大会
グランド
スラム
1988
五輪正式
復帰年
8,700万
世界競技
人口
📋
基本データ BASIC DATA
分類
ラケットスポーツ / 屋外・屋内競技
コート
シングルス23.77m×8.23m、ダブルス23.77m×10.97m。中央にネット(91.4cm)
サーフェス
ハードコート・クレーコート・グラスコートの3種。大会によって異なり、求められる技術も変わる
得点方式
0・15・30・40・ゲームのカウント。デュース(40-40)は2点差が必要。先に規定セット数を取ったほうが勝利
試合形式
男子グランドスラムは5セットマッチ、その他は3セットマッチが基本。サーブは2回チャンス
統括団体
ITF(国際テニス連盟)/男子プロ:ATP、女子プロ:WTA/日本:公益財団法人 日本テニス協会(JTA)
五輪採用
1896〜1924年に実施後いったん除外。1988年ソウル大会から正式復帰。男女シングルス・ダブルス・混合ダブルスを実施
競技人口
世界約8,700万人(ITF推計)。日本国内の登録競技者約24万人
🗂️
ラケットスポーツの中でのテニス CLASSIFICATION
ラケットスポーツネット型テニス(硬式)

同じラケットスポーツには、日本発祥のソフトテニス(軟式)、壁打ちのスカッシュ、羽根を使うバドミントン、卓上の卓球などがある。テニスはこれらの中で最も世界的な競技人口を誇り、グランドスラムを頂点とするプロツアーが年間を通じて世界各地で開催される。

🏆
4大グランドスラム GRAND SLAM

テニス最高峰の舞台がグランドスラム(4大大会)。コートのサーフェスが大会ごとに異なり、求められる技術が変わるため、年間グランドスラム(4大会全制覇)は史上数人しか達成していない超難関。

全豪オープン
HARD · 1月 · メルボルン
南半球の夏・猛暑で知られる「ハッピースラム」。開閉式屋根つきスタジアムが特徴。1905年から開催
全仏オープン(ローラン・ギャロス)
CLAY · 5〜6月 · パリ
赤土クレーコート。長いラリーとスタミナ勝負。大会名は第一次世界大戦のパイロットの名に由来
ウィンブルドン
GRASS · 6〜7月 · ロンドン
最も格式が高い大会。1877年開催の天然芝コート。白ウェアのドレスコード・いちごとクリームが伝統
全米オープン
HARD · 8〜9月 · ニューヨーク
フラッシングメドウ。世界最大のテニスアリーナ(収容2万3,771人)。賞金もグランドスラム最高額
BIG3からの世代交代
フェデラー・ナダル・ジョコビッチが約20年にわたりグランドスラムを席巻。2020年代からはアルカラス(スペイン)・シナー(イタリア)ら次世代が台頭し、世代交代が本格化している。
年間グランドスラムの難しさ
ハード・クレー・グラスと3種類のサーフェスで行われるため、4大会を同一年に制覇することは極めて困難。オープン化以降に達成した選手はグラフ(1988年)のみ。
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日本選手の活躍 JAPAN PLAYERS
大坂なおみ(女子)
グランドスラムシングルスを4度制覇(2018年全米・2019年全豪・2020年全米・2021年全豪)。日本人唯一のグランドスラムシングルスチャンピオン。アジア人初の世界ランク1位。
錦織圭(男子)
2014年全米オープンで日本人男子初のグランドスラム決勝進出(準優勝)。世界ランキング4位は日本人男子の歴代最高位。テニスブームを引き起こした。
伊達公子(女子)
1990年代に世界ランク最高4位。グランドスラム3大会でベスト4進出。引退後12年ぶりに復帰し再び世界と戦った。日本女子テニスのパイオニア。
国枝慎吾(車椅子)
車椅子テニス男子で生涯グランドスラムを達成。ウィンブルドン採用(2016年)以前に5度の年間グランドスラムを達成した「帝王」。2023年に引退。
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歴史の足跡 HISTORY
1873年
ウェールズの陸軍少佐ウォルター・クロプトン・ウィングフィールドが「スフェリスティケ」という屋外競技を考案。現代テニスの直接の祖とされる。
1877年
第1回ウィンブルドン選手権が開催。男子シングルスのみ22名が参加。以降、世界最古・最権威ある大会として続く。
1896〜1924年
近代オリンピック創設時から正式種目として実施されていたが、アマチュア規定の問題などから1928年以降のオリンピックから除外される。
1968年
「オープン化」によりアマチュア・プロを問わず参加可能に。グランドスラムの権威が確立し、現代テニスのプロツアー時代が始まる。
1988年
ソウル五輪で64年ぶりにオリンピック正式種目に復帰。以降すべての夏季五輪で実施されている。
1995年(日本)
松岡修造がウィンブルドンでベスト8進出。日本人男子として62年ぶりの快挙として大きな話題となった。
2014年(日本)
錦織圭が全米オープン決勝に進出し、日本人男子初のグランドスラムファイナリストに。世界ランク4位も日本人男子歴代最高位となった。
2018〜2021年(日本)
大坂なおみが全米・全豪を制しグランドスラム4勝。アジア人初の世界ランク1位に輝き、日本テニス史上最大の快挙として世界に衝撃を与えた。