30歳を過ぎて決意したダイエットがジョギングになり、そのままフルマラソンでサブ4を達成するまでの回顧録です。
初めてのジョギングで、たった2kmしか走れなかった私は、かなり落ち込んでいた。
悔しかったのもあるが、それ以上に足がパンパンに張ってしまい、とても走れる状態ではなかった。
とりあえず足全体に湿布を貼り、2~3日は軽く足を引きずりながら回復を待つことにした。
そして思った。
「まずは足を鍛えよう。」
それから毎日、
- スクワット100回
- 腹筋50回
- 背筋30回
- 腕立て伏せ30回
決して多い回数ではない。
それでも「継続は力なり」という言葉だけを信じて、一日も欠かさず続けた。
実は私は、小学生の頃にプロレスラーへ憧れていた時期がある。
その頃は、
- スクワット500回
- 腹筋300回
- 背筋200回
- 腕立て伏せ300回
そんな今では考えられないメニューを毎日のように続け、体重は60kg近くあった。
小学生なのに、今より重かったのである(笑)。
そして最初のジョギングから約2週間。
いよいよ4kmへのリベンジの日がやってきた。
前回は2kmで撃沈。
あの悔しさは今でも忘れられない。
今回は絶対に4kmを歩かずに走り切る。
そんな気持ちだけは誰にも負けなかった。
走り始める。
前回、足が悲鳴を上げていた2km地点。
「……まだ大丈夫だ。」
息は少し苦しいが、足は動いている。
続いて前回完全に歩いていた3km地点。
「まだ行ける!」
足も心臓も限界ではない。
呼吸はかなり荒くなってきたが、あと1km。
ここまで来たら、絶対に歩きたくなかった。
少しだけペースを落とし、確実にゴールを目指す。
そして、自宅が見えてきた。
残り数百メートル。
ここでようやく足はパンパンになり、心臓もバクバク。
呼吸は完全にゼーゼー。
「もう限界だ…」
そう思いながらも、何とか走り続けた。
そして──
4km完走。
私は思わず両手を挙げてゴールした。
もちろん大会ではない。
ただ自宅に戻ってきただけである(笑)。
タイムは24分30秒くらいだったと思う。
1km6分も切れていない。
でも、そんなことはどうでもよかった。
2kmしか走れなかった自分が、初めて4kmを走り切った。
それだけで十分だった。
「やった!」
誰も見ていない住宅街で、一人小さくガッツポーズをした。
あの日の達成感は、今でもはっきり覚えている。


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