フルマラソンへの道 その22 また飛ばして撃沈

フルマラソンへの道

30歳を過ぎて決意したダイエットがジョギングになり、そのままフルマラソンでサブ4を達成するまでの回顧録です。

北海道マラソンへの申し込みを済ませた私は、その前哨戦となる洞爺湖マラソンへ向かった。

前年の初フルでは4時間11分。

今年こそサブ4。

その思いだけは誰にも負けなかった。

当日の天気は快晴。

5月とは思えないほど気温も高く、絶好の行楽日和だった。

私は前年の反省を踏まえ、前半は抑えて入ることだけを意識した。

10km、20kmまでは予定通り。

「今日は行けるかもしれない。」

そんな手応えさえ感じていた。

しかし、30kmを過ぎると景色は一変した。

足が重い。

前へ進まない。

給水所でストレッチをしてみても、太ももの張りは消えない。

35kmを過ぎる頃には、また歩いていた。

結局ゴールタイムは4時間37分。

初フルより20分以上遅い自己ワーストだった。

気温の影響はあったかもしれない。

少しオーバーペースだったかもしれない。

でも、一番大きかったのは、

「フルマラソンを走る身体が、まだできていなかった。」

ということだった。

それでも当時の私は落ち込むより先に、

「次はどうする?」

と考えていた。

すぐに3週間後の「さっぽろ祭りハーフ」と、さらに2か月後の「オホーツクマラソン」へ申し込んだ。

今思えば、本当に失敗を恐れない、せっかちなランナーだった。

そして、また同じ失敗を繰り返す。

疲れが残る身体で、毎回のようにキロ4分30秒台の練習。

「速く走れば速くなれる。」

そう信じて疑わなかった。

その結果、数年ぶりの風邪をひいた。

ハーフの大会当日、朝、体温は38℃を超えていた。

普通なら欠場する状態だった。

しかし当時の私は、

「せっかく申し込んだんだから。」

その一心でスタートラインに立ってしまった。

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