ラグビー競技 ぶつかり合いながらもノーサイドの精神

Sports Encyclopedia 004

ラグビーRugby Union

楕円球を抱えて走り、ぶつかり合う激しいコンタクトスポーツ。「One for all, all for one」の精神が根付く、規律と闘争心が同居する競技。

15人
1チーム人数
80分
基本プレー時間
100m
フィールド長
1823
発祥年
DATA
基本データ
分類
球技 / コンタクトスポーツ・団体競技
統括団体
World Rugby(世界ラグビー、1886年設立)
競技人口
世界で約1,000万人以上が競技登録。欧州・オセアニア・南アフリカで特に盛ん
用具
楕円形のボール1個のみ。前方へのパスは反則(ノックオン・スローフォワード禁止)
五輪採用
7人制が2016年リオ大会から正式競技に。15人制はかつて採用歴があったが現在は不採用
最大の大会
ラグビーワールドカップ(4年に1度)。2019年日本大会は歴代最多の観客動員を記録
FORMAT
15人制と7人制

同じルールでも、人数とプレー時間が違う2つのバージョンが存在する。

15人制(ユニオン)
前後半各40分
伝統的な形式。フォワード・バックスが連携し、組織的なフィジカルバトルが見どころ。ワールドカップ本戦はこちら。
7人制(セブンズ)
前後半各7分
広いフィールドに少人数で挑むスピード重視の形式。五輪正式種目で、1日に何試合も消化するトーナメント制。
RULES
ルール早わかり

前にパスできない

ボールは後方か横にしかパスできない。前進するには自分で走るか、相手の頭上を越すキックを使う。

タックルで止める

ボール保持者を倒して止めるのが正当なプレー。倒された選手はすぐボールを離さなければならない。

スクラム・ラインアウト

反則や境界線外へのボール出しの後、両チームが組み合って再開する独特のセットプレーがある。

ノーサイドの精神

試合終了の合図は伝統的に「ノーサイド」と呼ばれ、敵味方の区別なく健闘を称え合う文化が根付いている。

SCORING
得点方法
5点
トライ
相手ゴールラインの奥にボールを地面に押し付ける、最大の得点プレー
2点
コンバージョン
トライ後に与えられる追加キック。成功でさらに加点
3点
ペナルティゴール
相手の反則時に与えられるキックでの得点機会
3点
ドロップゴール
プレー中にバウンドしたボールを蹴ってゴールを狙う高難度の技
HISTORY
歴史の足跡
1823年
イングランドのラグビー校で、サッカーの試合中に生徒がボールを抱えて走り出したことが起源とされる伝説が有名。
1871年
イングランドでラグビーフットボール・ユニオンが設立され、統一ルールが整備される。
1886年
国際統括団体(現World Rugby)が設立される。
1987年
第1回ラグビーワールドカップがニュージーランド・オーストラリア共催で開催。
2019年
日本で開催されたワールドカップで日本代表がベスト8進出。「ONE TEAM」が流行語となり国内人気が急上昇。
GLOBAL
伝統的な強豪国
ニュージーランド
オールブラックス
南アフリカ
歴代最多優勝国の一角
イングランド
発祥国
フランス
欧州の雄
💡 知ってると面白い豆知識

ニュージーランド代表「オールブラックス」が試合前に披露する民族舞踊「ハカ」は、マオリ族の伝統儀礼が起源。相手を威嚇すると同時に、自分たちの士気を高める儀式として今や世界中のラグビーファンに知られる名物パフォーマンスになっている。