30歳を過ぎて決意したダイエットがジョギングになり、そのままフルマラソンでサブ4を達成するまでの回顧録です。
前回の初ハーフマラソンでは、15km過ぎから歩いてしまうという悔しい結果に終わった。
今回はその反省を踏まえてスタートラインに立った……と言いたいところだが、実は十分な練習ができないまま大会当日を迎えてしまった。
言い訳から入る時点で、あまり良い結果ではないことは想像がつくだろう。
今回出場したのは、市民マラソンとしては北海道でも有数の規模を誇る「札幌マラソン」。
ハーフだけでも3,000人以上、10kmや5km、親子マラソンなどを合わせると1万人規模の大会だ。
スタート直後は大混雑で思うように進めなかったが、30秒ほどでスタートラインを越え、ようやく自分のペースで走り始めた。
とはいえ、これだけ大勢のランナーと一緒に走るのは初めてだ。
周りのペースにつられ、自分がどのくらいの速さで走っているのか分からなくなっていた。
沿道には途切れることのない声援。
応援を受けると、不思議と足が前へ出る。
気が付くと5kmを22分51秒で通過していた。
「しまった、これは速すぎる。」
そう思った時には、すでに遅かった。
このコースは札幌中心部の三越前で折り返す。
最も応援が多く盛り上がる場所だけに、どうしてもペースを落とせない。
10km通過は45分47秒。
完全にオーバーペースだった。
折り返して河川敷へ入ると、ようやく周囲も落ち着いてきた。
……いや、正確には私のペースが落ちてきた。
15km通過は1時間10分30秒。
ここまでは何とか踏ん張っていたものの、その先は太ももが悲鳴を上げ始める。
18kmくらいまでは必死に走った記憶がある。
しかし19km、20kmでは、とうとう歩いてしまった。
前回よりは粘れた。
それでも、また歩いてしまった。
ゴールまで残り1kmほどになると、最後の力を振り絞って走り出した。
太ももは今まで経験したことがないほど痛かったが、何とかゴール。
タイムは1時間52分01秒。
前回より7分以上も短縮した。
数字だけ見れば大きな前進だったのかもしれない。
それでも当時の私は、納得することはできなかった。
また歩いてしまった。
その悔しさの方が、タイム短縮の喜びよりずっと大きかったからだ。
季節はすでに10月。
北海道には、もうすぐ長い冬がやってくる。
その後、私の練習量はさらに減っていった。
今読み返してみると、この頃の私は本当に同じ失敗ばかりしている。
オーバーペースで突っ込んでは失速。
反省したはずなのに、次の大会でもまた同じことを繰り返す。
でも、人はそんなに簡単には変われない。
失敗を何度も経験して、ようやく少しずつ学んでいくものなのだ。


コメント